【ハウスクリーニングのプロが教える】バスルーム内の主な汚れの種類と洗剤選び

こんにちは、安田です。さて今回のブログの内容は、バスルーム内に発生する汚れと洗剤についてお話ししたいと思います。

バスルーム内の汚れは様々な種類の汚れが混じっており、市販で売っている洗剤も何を使っていいかわかりませんよね!そんなバスルーム内の汚れはその汚れにマッチした洗剤を使えば、悩まずに汚れが落とせちゃいます。ぜひ参考にしてみてください。

バスルーム内の汚れの種類

  • 皮脂汚れ   人の皮脂による汚れ。ヌメリや石鹸カスと混ざって、複合的な汚れになることがあります。主に浴槽、床、洗い場の壁(下のほう)
  • ヌメリ    雑菌が大量に繁殖し集合して出来上がります。
  • 湯垢     お湯に溶け込んだ皮脂汚れや雑菌、石鹸カスなどがこびりついたもの。見た目は灰色や薄茶色の汚れ。
  • 石鹸カス   水道水に含まれるカルシウムイオンなどの金属成分が石鹸成分と結びつき石鹸カスとなる主に床、壁に白くこびりつきます。
  • 水垢     水道水に含まれるミネラル成分(カルシウム、マグネシウム等)が水が蒸発したのちに残って、白くこびりついたもの(鏡のウロコも)
  • カビ(黒カビ) 黒い斑点模様の汚れ。温度、湿度、栄養分と条件が揃うとバスルーム内のどこにでも発生します。

バスルームには上記のような様々な種類の汚れがありますね。他にも石材を使ったバスルームなどに発生するエフロなどもあり、その汚れによって洗剤の選び方と使い方がとても重要になってきます。

バスルーム内の汚れにマッチした洗剤とは!

バスルーム内の汚れを落とす際に使う洗剤は、主にアルカリ洗剤、酸性洗剤、カビ取り洗剤(次亜塩素酸ナトリウム)の3種類をそろえておくことが肝心です。

  • アルカリ性洗剤
  • 酸性洗剤
  • カビ取り洗剤

・アルカリ洗剤

主に皮脂汚れ、ヌメリ、湯垢に効果があります。皮脂汚れは単独ではなく石鹸カスやヌメリなどと合わさって複合汚れになってしまうことが多く、皮脂汚れやヌメリだけならアルカリ性洗剤で除去できますが、石鹸カスが含まれたりするとアルカリ性洗剤だけでは落とすのが難しく、酸性洗剤も使います。

主な市販のアルカリ性洗剤

セスキ炭酸ソーダスプレー、重曹スプレー、マッジクリン(キッチン用)

・酸性洗剤

水垢、石鹸カス(金属石鹸)などに効果があります。水垢、石鹸カスとも酸性洗剤で溶かしながら落とします。酸性洗剤のデメリットとして素材によっては変色や表面を侵す場合がありますので取り扱いには注意が必要です。

主な市販の酸性洗剤

クエン酸スプレー、お酢のチカラティンクル、サンポール(取扱注意)など

なお、鏡のウロコには、酸性洗剤と研磨剤が必要です。この両方を兼ね備えるのが「茂木和哉」などの洗剤になります。ただ頑固な水垢の場合、時間と技術(道具と使い方)が必要になってきます。

・カビ取り剤(黒カビ)

バスルーム内の黒カビ、目地の黒カビに効果があります。カビ取り洗剤のほとんどは塩素系の洗剤が主流です。次亜塩素酸ナトリウムでカビを殺菌、漂白することでカビを死滅させます。

なおカビ菌を死滅させるには時間が必要で、カビが発生しているところに洗剤をとどめておかなければなりません。そのため液体のカビ取り洗剤は泡立つように界面活性剤が配合されており、泡スプレーで使用します。

目地などの頑固なカビには、成分がしっかり密着して奥まで浸透してくれるジェル状のカビ取り洗剤がおすすめです。

主な市販のカビ取り洗剤

カビキラー、カビハイター、カビトルデスPROなど

バスルームの汚れの種類と適正洗剤

  • 皮脂汚れ    アルカリ性洗剤
  • ヌメリ     アルカリ性洗剤
  • 湯垢      アルカリ性洗剤または酸性洗剤
  • 石鹸カス    酸性洗剤
  • 水垢      酸性洗剤
  • カビ(黒カビ)  カビ取り洗剤(次亜塩素酸ナトリウム)

バスルーム内の汚れでお困りのあなたへ!

バスルーム内の汚れは、その汚れにマッチした洗剤をチョイスして落としていきます。ただ、洗剤をつけて落とせばといいというわけではなく、つけ置きしたりラップなどの湿布法を使って効率よくやらないと汚れは落ちません。

市販の洗剤でバスルーム内の汚れが簡単に落ちるようなら、僕らプロのハウスクリーニング業者は必要なくなると思います…

ハウスクリーニングの世界では、バスルームの汚れを落とすのが一番難しく、【バスルームの汚れを制する者は家の汚れを制する!】とまで言われるくらいです。

  • 自分でお掃除はやっているがどうしても落とせない汚れ(白いモヤモヤ、黒ずみ、茶色い汚れ)がある
  • 浴槽下(エプロン内)の外し方がわからないのもあり、お掃除をしたことがない。またはエプロン内の奥の汚れが気になる
  • バスルームのドア付近や水栓金具についてしまったカリカリ汚れがどうしても落とせない。または自分でやるのはムリ!
  • バスルームの換気扇や浴室乾燥機の内部の汚れが気になるが自分では掃除できない。3年以上掃除したことがない!

など、ご自宅のバスルーム内の汚れでお困りごとがありましたらお気軽にご相談下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。