
こんにちは、安田です。さて今回は、お家に発生する手ごわいカビについてのお話とその防カビ対策について、ハウスクリーニングの立場から解説したいとと思います。
「お家のカビがなぜ発生するのか知りたい!」
「カビ対策の方法を知りたい!」
という方にもってこいの記事になりますので、参考にしてみてください!
お家にカビが発生する原因は!
まず、カビというのは私たち人間と同じ生き物です。そのため、カビは自活できるように自分の周りの水分や栄養源を求めて吸収できるような場所を探します。
そこで付着したカビは芽を出します。これがカビが生えるというこになります。
またカビ、ピンク汚れ(酵母菌)が発生する条件として、そこで菌が残っていると、温度、湿度、皮脂汚れなどの栄養源などの条件が揃うと発生します。
やがて時間が経ってくると、黒くなったり赤くなったりして、付着した場所の表面から深部へと入り込んで、素材を劣化させるようになります。
その状態になって初めて、僕たち人間の目にカビがわかるようになります。
普段、僕たち人間の生活環境では、短期間(数日)でカビが発生することはないそうです。
カビはゆっくりと数週間、数ヵ月と時間をかけて発育し、住み家をつくります。
ゴムパッキンの黒カビの劣化などカビ汚染が起こるためには、長時間にわたってカビが生きられる場所が存在し続ける必要があります。
そこまで成長するとカビを完全に取り除くのは不可能に近いといわれています。
カビ汚染が長期化するほど、カビの菌糸が奥深くまで伸びていきます。
その状態になると、カビは僕たちの身のまわりにいるのが当たり前になって、カビそのものを身のまわりから完全に消し去ることはできません。
このようなカビを除去するには、時間と根気が必要です。
そんな手ごわいカビを防ぐ心構えとは?
では、そんな手ごわいカビを防ぐためには、どうしたらよいのか?
手ごわいカビを除去するには、大変な時間と労力がかかりますのでやはり、重要なのは「カビの予防」になると思います。
一度お家がカビに汚染されてしまったら、完全に消し去るのは難しいので、落ち込まずに「ちょっとくらいなら、カビと暮らすのも仕方ないかなぁ~」と開き直るのがいいかもしれません。
「絶対にカビ野郎を根絶やしにしてやる!」と完璧を望むよりも、今よりもカビ(有害なカビだけを除去しよう)を少なくしよう!という心構えが必要かと思います。
家に発生する主なカビの種類!
- クロカビ
- ススカビ
- アオカビ
- アカカビ
- 黒色酵母様菌
- カワキコウジカビ
・クロカビ 色→オリーブ色 特徴→黒い斑状のカビで、お家のいたるところに生え、アレルギーに原因になる。 場所→浴室、トレイ、エアコン、他
・ススカビ 色→黒色 特徴→黒くスス状で、非常に湿気を好み、アレルギー性鼻炎や気管支喘息の原因になる。丈夫で防カビ剤が効きにくい。 場所→浴室、エアコン内部、布団、他
・アオカビ 色→青・白・緑黄 特徴→青緑色の斑点でカビ毒を生成して肝臓がんや肝硬変などを引き起こす。 場所→押し入れや畳など、他
・アカカビ 色→赤・赤紫・褐色・白黄 特徴→室内では広く分布する。 場所→キッチン、浴室、洗面台などの排水口、洗いかごの受け皿、浴室の床
・黒色酵母様菌 色→黒 特徴→太陽光線にも乾燥にも強く、浴室や排水溝のヌメリの原因になる。 場所→浴室、排水溝、布団、タオルなど
・カワキコウジカビ 色→緑黄・赤褐色 特徴→やや乾燥した環境を好むカビで、食品によく生え、古本などのカビ臭の元になる。 場所→畳、絨毯、本、皮革製品、衣類など
上記以外にもカビの種類はたくさんあるようですが、主にお家で身近に発生するカビはいくらでもいるので、やはりカビを完全に消し去るのは難しいのがわかると思います!
お家の手ごわいカビの防カビ対策とは!
お家の中で、カビが発生しやすい場所と言えばやはり「浴室」かと思います。
浴室は、カビが発生する三大条件(温度・湿度・栄養源)が揃う恰好の場所です。
毎日、換気扇を回していてもだいたいのお家でカビが発生してしまうように思えます。
その理由として、入浴直後の浴室内は湿度(90%以上と)が高くなっていて、換気扇を回していると短時間で湿度は60%以下になるようです。
しかし、水滴や汚れがたまっている場所ではほとんど湿度に変化がないそうです。
そのため、カビや細菌はその場所を好んで増え続けていきます。
防カビ対策の第一歩として、入浴後はいつも水滴がついている場所や汚れているところはしっかりと拭きとって換気扇を回しましょう。
できれば毎日、家族の入浴ごとではなく一日の最後にお風呂に入った人がタオルやスクイジーを使って水気を取るのがおすすめです!
とはいうものの、毎日のこととなると面倒なので、僕も自分のお家では毎日は出来ていませんが…。
あとは、お家の浴室に窓がある場合は、開けて風通しを良くします。
マンション(窓がある場合もある)のようにない場合でも、ドアを開けて少しでも風通しを良くしましょう。
これは浴室に限ったことではなく、お家の中のたまっている水(窓周辺の結露や水回りなど)や汚れを拭き取ることが防カビ対策には、もっとも簡単で効果的な対策です!
お家の風通しを良くすることも重要で、お家の空気の流れを良くすることでカビや菌を増やさなくできます。
お家の防カビ対策の3か条として
- 水滴(湿気)を残さない 水回りなどに残った水滴を拭き取る。
- 風通しを良くする 窓を開けたり、換気扇をまわす。
- 除菌をする 大量にカビや菌が増える前にこまめに除菌をして汚れ(栄養源)を残さない。
この3つの防カビ対策を行なって、有害なカビの少ない健康でキレイなお家を目指してください!
以上、ハウスクリーニング業者 クリシアの安田がお伝えしました。参考にしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。