ハウスクリーニング浴室の水垢の汚れ方は○○によって変わる?

こんにちは、安田です。今回は浴室の水垢の汚れ方についてお話したいと思います。ご自宅の浴室の白っぽくなった頑固な水垢でお悩みの方には興味を持ってもらえるかもしれません。

僕もハウスクリーニングの仕事をしていて、この地域の水垢はとても頑固でやっかいだなぁ…」とか、「この地域はそうでもないなぁ…」とか、日頃から「何でなんだろう?」と疑問を持っていました。そんな水垢は地域の水質によって変わってきます。

浴室の水垢の汚れ方は地域で変わります。

あなたのお家の水道の蛇口をひねると出る水は、地域によって性質が変わってきます。その原因は、原水といって水道水の元となる水の成分が地域によって違うからです。

また地域によって浴室などに水垢が付きやすいとか付きにくいとかあるのではないかということです。その水垢の原因は水道水に含まれるミネラル分です。

浴室の水垢汚れの原因である水質について

水には、カルシウムとマグネシウムというのが含まれていて、水1000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」といいます。

世界基準では、硬度が120mg/l以下を軟水といい、120mg/l以上を硬水といいます。つまり、カルシウムとマグネシウムがより多く含まれる水が硬水となります。

浴室の水垢汚れの原因である日本の水質は軟水になります。日本の水質を平均値を数字で表すとだいたい50~60mg/lだそうです。

ちなみにヨーロッパの水は硬水で平均すると1200mg/lほどだそうです。日本の水質と比べると、比較にならないくらいの硬水ですね。そのため石鹸の泡立ちが悪く汚れが落ちにくい。洗濯するにもかなりの時間がかかるそうです。

またキッチンシンクや浴室などを使った後は水滴を残さないようにしっかり拭き取らないと、すぐに白っぽく石灰化して白い頑固な水垢が付くらしいです。そのため浴室などを使ったあとは水分を綺麗に拭き取ることが常識のようです。

そのためマグネシウム、カルシウムなどの鉱物(ミネラル)の量の違いが、そのままあなたのお家の浴室などの水垢汚れに直接かかわってきます。

東京での浴室の水垢がつきやすい地域は?

僕がハウスクリーニングの仕事の経験上、東京での浴室の水垢が頑固な地域としてあげるのは、23区外の地域が多く、特に武蔵野市、三鷹市、国分寺市、調布市、その周辺の地域が浴室の水垢が頑固で汚れを落とすのに苦戦することがよくあります。

ちなみに東京都の水質については、東京都水道局が毎年行っているこちらを参考にするといいかもしれません。やはり自分のハウスクリーニングでの経験で思ったとおりで、国分寺市の一部地域では硬度が120mg/l以上の日本ではめずらしい硬水となるところもあります。東京都の水質の硬度平均は50~60mg/lです。また23区内では水質の硬度は比較的平均値に近い数字が出ています。

全国では、水質の硬度平均値が高い地域として東京のお隣の千葉県や埼玉県、熊本県、沖縄県などが挙げられます。

水質の硬度が高く水垢が付きやすい地域の注意点

浴室やキッチンシンクなどの頑固な水垢がつきやすい地域の注意点として、まずはヨーロッパの常識のように毎日浴室やキッチンシンクを使った後に水滴を残さないことがとても大切です。

また、水垢が目立たないような素材や色を使うことも重要だと思います。僕の経験上になりますが以下のことで水垢は目立たなくできると思います(実際は水垢は付きますが…)。

キッチンシンクはできればステンレス製より明るい色の人工大理石(白色やオレンジ色など)の方が水垢は目立たなくなります。水垢は白く石灰化するので、明るい色の人工大理石の場合は水垢がわかりづらい。

浴室などの壁や浴槽、床の色は濃い色(黒色、茶色)は避ける。浴室を黒色などにすると、白く石灰化した水垢が非常に目立ちます。

浴室の水垢は地域によってとても頑固になります!

TVやインターネットで浴室の水垢にはこの洗剤が効く!と聞いていろいろな洗剤を試してみたはいいものの浴室の頑固な水垢にはビクともしない…。「どうしたらいいかわからない…。」

浴室の水垢汚れは、年数が経てば経つほど頑固な汚れになりますので、出来るだけ早めの対策が必要になってきます!

とくに硬度が高く水垢が付きやすい地域(武蔵野市、三鷹市、調布市、国分寺市など)にお住いで浴室などの頑固な水垢でお手上げ状態のあなたへ!

困ったときはハウスクリーニングのプロにお任せ!お気軽にご相談してみてください。