
こんにちは、安田です。今年も早いもので残り1週間になってきましたね。また年末のお家の大掃除のシーズンですが、お家の大掃除ははかどっていますか?そんな大掃除の中、お家にある木部や木材(外用の木製イス)の黒ずんだ汚れやカビなど、「どうやったらキレイにできるのか」気になったりしたことはありませんか。
そこで、お家で簡単にできる木材をキレイにする方法をご紹介したいと思います。
今回キレイにする【カビや汚れが気になってきた木材】はこれ
こちらは、我が家のキャンプに使用しているイスになりますが、買ってから2年くらい経っておりその間、雨ざらしになったりして、写真ではわかりづらいですがところどころカビや汚れで黒ずんでいます。
この椅子の肘掛部分の木部をある洗剤を使ってキレイにしていきたいと思います。俗にいう「灰汁洗い」みたいなものです。
「木材灰汁洗い」ってなに?
灰汁洗いとは、昔ながらの民家、神社やお寺、和室や玄関など日本の家屋は木で出来ている部分がほどんどでした。
その使用されている木部の灰汁(あく)(経年汚れ)を除去して木本来の状態へと再生させるためのものです。
新築当初はキレイだった木の部分も年月を重ねて、日焼け、皮脂汚れ、排気ガスなどの様々な汚れが内部にまで浸み込んで黒ずんで見た目も悪くなってきます。
灰汁(アク)洗いはそうした木部のその汚れを落とし、再生させる技術です。
【カビや汚れが気になってきた木材】をキレイにする方法
まず今回使用する洗剤は、浴槽のしみ抜き用洗剤です。こちらは、A剤とB剤を混ぜて使用しますがB剤の方が医療用外劇物に指定されており、購入は「毒物劇物譲受書」の提出が必要です。価格は、3000円くらいします。
濃度が30%~35%の過酸化水素は、市販で購入することができませんが、市販されているものでオキシドールというものがありますが、殺菌や消毒用として使用されています。
ただ、過酸化水素水が主成分ですが安定剤により安全に作業できるように構成されているようです。手袋を使って作業しないと手が白くカピカピになるので注意が必要です。
使用できる素材は、FRP、人工大理石、アクリル系、ポリエステル系、天然石(大理石・御影石) の浴槽・樹脂パネルなど多くの素材を傷めずしみ抜きが可能です。
ちなみに今回は、使用できる素材に含まれてませんが、応用編として木部のカビ取りやシミ取りに使います。
木部をキレイにする方法としてまずは、A剤とB剤を1:1の割合で、小さい容器に混ぜていれます。
その洗剤を刷毛(できれば耐薬品性)を使って、カビや汚れが気になってきた木材にたっぷり洗剤を塗っていくと汚れが浮き出て、木部のカビや汚れが目立ってきます。
洗剤を塗り終わったら、しばらく(30分~1時間くらい)放置しておきます。それから濡れウエスで洗剤を水拭きして拭き取ります。
これでまだカビや汚れが残っているようなら上記の作業を繰り返し行います。
ちなみに僕は、手袋をするのを忘れて作業を行なってますが、洗剤が素手につくと白くカピカピになって痒くなりますので必ず手袋をしましょう!
手を洗ってもなかなか洗剤が取れないので気を付けてくださいね。
作業終了後は、木部の黒ずんだカビや汚れも漂白されてすっきりキレイになりました。
次に、せっかくキレイにしたこのキャンプ用の椅子の肘掛け部分の木部が、再度カビや汚れが付きにくくなるように木部用のウレタンニスでコーティングしていきます。
紫外線吸収剤が配合されていて、日差しから木部を守ってくれます。
洗剤と同じく、ニスを小さい容器に入れて原液または、塗りやすくするため、うすめ液(油性用)を混ぜて刷毛でキレイにした木部に塗っていきます。
しばらく(4~5時間)乾かしてからニスを2度塗りをします。
ニスを塗り終わった後は、洗剤で若干白くなった木部が木目を生かした少し艶のあるキレイな仕上がりになりました。
お家の【カビや汚れが気になってきた木材】がキレイになった!
キレイになったキャンプ用のイスを、これから本番の冬キャンの時期に気持ちよく使えのがとてもうれしいですね!見た目のビフォーアフターの違いが明らかにわかるクリーニングは作業をやった後の達成感が格別です。
以上が、お家の【カビや汚れが気になってきた木材】がキレイにする方法でした。ご興味のあるあなた!参考にしてみてください。(和室の木部の灰汁洗いなどにも応用できますがDIYで行なう場合は自己責任でお願いします。)
安田でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。